Act for ”事実を知っただけで終わらないように”

高校生の時からファッションに興味があった私。
将来はファッションバイヤーになりたいと思い色々と勉強していたなか、鷲田清一さんの「ちぐはぐな身体―ファッションって何?」という本に出逢い、アパレルブランド広告が社会に与える影響やインパクトを知りました。

また大学生のとき、フェアトレード専門ブランド「People tree」さん主催のイベントを母が新聞で発見。「こんなイベントがあるそうよ」と教えてくれ、イベントに足を運びました。若い人たちが全然いなくてアウェイ感を感じながらも、そのイベントでは「THE TRUE COST」のドキュメンタリー上映会+トークショーをしていて、ラナプラザ崩壊事故からアパレル業界・ファストファッション業界のリアルを更に深く知りました。

日本にもファストファッションがどんどん進出し、安く手に入れられる服を何着も持っていましたが、これまで好きで着ていたことが誰かを苦しめているかもしれないと思うようになり、自分が学ぶことを楽しみながら少しずつアクションをしています。

そんなファッションが好きな私の身近なアクションをご紹介します。

Profile

名前:あやのさん
年齢:26才
キーワード:ファッションが好き、フェムテック企業で働いてます


Action 1
”あなたも、お下がりを受け継いで思い出を身にまとうのいかがでしょうか?”

衣服や雑貨がとても好きなので、絶対大事に着る!愛着を持って使える!というものを買って長く使うことを心がけています。
そんな私ですが、おばあちゃんやお母さんからのお下がりなどもよく着ます。お下がりだと流行が一周回って今の時代でも着られるものがあったりしますし、今は手に入らないものが多く、周りの人とファッションが被ることも少ないです。
なにより、おばあちゃんやお母さんの思い出を一緒に身につけている気持ちになれるのがとても好きです。

母のお下がりの洋服です

あなたも家族のお下がりを受け継いで、家族の想い出という特別なファッションを身にまとうのもいかがでしょうか?

Action 2
”あなたもイベントに参加して、手軽に世界を広げてみるのはいかがでしょうか?”

People treeのイベント以来、映画上映会やトークショーなどのイベントによく足を運ぶようになりました。イベントに参加すると、知識を深めるだけでなくその分野のことをよく知っている方や意識が高い方と出逢えることができ、とても貴重な財産だと思っています。

数人が徹底的にサステナブルを考えた生き方をするよりも、みんなが少しずつでもサステナブルへ取り組んだ方がインパクトが大きいのでは?と思ってまして、イベントに参加することで、自分でもアクションを起こしたり発信したりしようと思うようになりました。

今ではオンラインで自宅にいながら色んな世界に触れることができます。
何を始めたらよいか・・・と迷ったときは、オンラインイベント等に気軽に参加して、世界を広げてみるのもいかがでしょうか?

Action 3
”わくわく、おもしろい!と思うユニークなメディアからサステナブルを知っていくのもいかがでしょうか?”

様々な情報発信メディアが増えてきていますが、その中でもELEMINISTIDEAS FOR GOODなどをよく見ています。この2つのメディアは世界中のサステナブルな取り組みを発信していますし、ついつい難しく感じてしまう環境問題のトピックでも、クリエイティブかつユニークな内容になっているため、楽しみながら知ることができます。

もしどの情報見たらよいのか・・と迷うことあれば、こういったメディアを眺めてみるのもいかがでしょうか?

Action 4
”食に対する選択肢を「知る」ことから始めるのもいかがでしょうか?”

コロナになってから”食”を意識するようになった私。
フレキシタリアンのパートナーといるときはヴィーガン食を一緒に食べたり、ヴィーガンのレストランへ行くようになりました。私1人のときはそこまで意識してはいないですが、自宅でもたまにソイミートを使ったりしています。

パートナーと手作りしたビーガン食

食に対しては色々な考え方、選択肢がありますが、まずは今とは違う選択肢を知ることから初めてみるのは如何でしょうか?

●最後に

ファッションが好きだったからこそ、ファッションの裏側にある悲しい現実を知って辛かったですが、自分も環境問題や社会課題の”加害者”であるという認識が生まれました。そうしたことをきっかけに、完璧ではないですがマイボトルを持ち歩いたり、買い物のときはできるだけ紙製品を選ぶなど、簡単に起こせるアクションなども始めてみています。
環境問題や社会問題は知ることで苦しくなることの方が多いですが、ネガティブになりすぎずに、自分なりの楽しみを見つけていくことがポイントだと思います。

あなたも自分がわくわくする!と思うものからアクションをしてみるのはいかがでしょうか?