Act for ”風通る心地よい生活”

沖縄生まれの私。
ずっと子供たちと関われる仕事がしたいと中学校の教員をしていましたが、違う世界も見てから、将来は今よりもっと広い視野で子どもと関われる仕事をしたいと思い、沖縄ならではの工芸品や食品を販売する企業に転職しました。
店舗販売やワークショップを行うなどたくさんのことを経験させていただき、そうしたスキルをもって改めて自分らしい子供との関わり方は何かを自分のペースで探しています。

大したアクションはできていないですが、日々いかに自分にとって心地よく過ごせるかを考えて過ごしている私の身近なアクションをご紹介します。

Profile

名前:さおりさん
年齢:33才
キーワード:子供とずっと関わっていきたい、沖縄、自然原料の服

Action 1
”衣服にかぶれやすい方、自然原料の衣服を着てみるのはいかがでしょうか?”

もともとは量販店などで安く売っている衣服を着ていましたが、小さいころから「なんかかゆくなるなー」と思いながらかゆみ止めを使ったりしつつ、着ていました。
あるとき、仕事で出逢った方が沖縄で体に優しい衣服をデザインし販売するお店SONUJIを立ち上げたことをきっかけに自然原料の衣服を着てみたのですが、全然かゆくならなず、そこで初めて「もしかして化学繊維でかぶれていたのかも?」と気づきました。
今は肌着など買えるものから自然原料のものにしています。

サトウキビの葉や穂から色染めする綿の糸。沖縄のウージ染めと言います

なんとなく親が買ったから、周りも着ているからで気にしていなかったけど、気づいてからは手に取るものが変わっていきました。

あなたも、もし気になるところがあれば自然原料の衣服を使ってみるのはいかがでしょうか?

Action 2
”ほったらかしコンポスト、やってみるのはいかがでしょうか?”

我が家には小さい菜園があり、コンポストでできた肥料などを使ってオクラやパパイヤを育てています。コンポストにあまり適さない茶葉や野菜の芯・種は菜園に投げ、上から土をかぶせ放置。(笑)
ゴミの量が減って、美味しい野菜が自分の家で手に入るのはとても生活が豊かになる気がします。

あなたもほったらかしコンポスト、始めて見るのはいかがでしょうか?

Action 3
”大宜味村にいる山の偉人を見習って”

仲のいい同級生の父親が、大宜味村で自分が出した排水を自分で循環させ、暮らしています。その人はもともと水道の配管を組み立てる仕事をしていたのもあり、一軒家の水道管を工事し、トイレや台所の水場で出た排水を自らつくったため池に流しています。
ため池には魚が悠々と生きていて、「なんで魚が生きているのですか?」と聞いたら「自然分解される石鹸を使っている」とのことでした。
30年この暮らしを続けている人、在来種のヤギを飼ったり、自然栽培でオクラやナスを育てていたりしていて、その生活スタイルに圧倒されつつ、自分でも自然分解される石鹸はいいなと思って、同じような石鹸を使ったりしてみています。

色んな生活スタイルの人がいるので、私もその偉人を見習えるとこは見習って、変えていけるところから環境と共にある生活にしたいです。

Action 4
”自分で使った責任は最後まで”

最近はエシカルファッションブランドでグルズという自然に返るサンダルを買いました。
というのも自分が出したごみのほとんど燃やされるという、当たり前のことを意識するようになりました。なので、燃やしたら臭そうな物はできるだけ買わないようにしています。歯ブラシを竹歯ブラシに変えたり、油は拭きとってから洗うようにしたり、トイレットペーパーを芯がないものにしたり・・・・。
自分で使った責任はきちんと捨て終えるまでが責任だと思っています。

あなたも自分が手放したゴミのその先に思考を巡らせていくのはいかがでしょうか?

●最後に

会社勤めのときは朝から晩まで、土日も仕事仕事で環境問題を意識する余裕もなかったけれど、会社を辞めて充電するなかで、1つ1つの行動や在り方を考えられる余裕ができたのは私にとって大きな変化でした。
衣服でも、ちょっとほつれたら捨てずに自分でチクチク直していたり、そうやって少しずつ生活を見直すことで心も体もよんな~よんな~(ゆっくり)しながら、子供たちと関われる新しい未来を描いていければと思います。